七田チャイルドアカデミー池袋教室代表の市原美歌さんに「生きている杉」素材の効果についてお話を伺いました。

こどももママもリラックスギ

杉の香り成分セドロールにはアルファ波を増やし快適な睡眠を得られるリラックス効果のあることが学会発表されています。自然素材研究家 鈴木修次郎氏が七田チャイルドアカデミー池袋教室代表の市原美歌さんに「生きている杉」素材の効果についてお話を伺いました。

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Q なぜ杉材の教室なのですか?

知人の紹介で乾燥室を見学した後、体調が良くなり、お肌もツヤツヤ。「とにかくすごい!」と、すぐに教室スタッフを連れて見学に行きました。池袋という地域は自然に恵まれている環境ではないので保護者の方やお子様たちにリラックスしていただける教室を作りたい!と「呼吸する杉」材を扱っている愛工房の伊藤好則社長にお話したところ、住宅でなくともテナントビルの中でも作れるよと言っていただき新規教室開設を決めました。体験で訪れた保護者の方には杉のリラックス効果を感じていただき、お子様たちも杉の床が大好きで、お教室に入ると自分から裸足になってペタペタと歩いて土踏まずの形成に役立つ裸足育児も自然にされています。杉は柔らかいので転んでも痛くないしケガもしないので伸び伸びと身体を使えるというメリットがあります。

リラックス効果 ⇒ リラックス効果
ケガ防止 ⇒    転んでも痛くない
裸足育児 ⇒    冬でもはだし

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Q 冷暖房費に変化はありますか?

大抵の教室は普通のテナントビルで開室していますが、この教室は低温乾燥された呼吸している無垢の木のおかげで、冬は教室全体が暖まり、夏も密閉された暑さを感じません。夏も冬も電気代がかなりお安くなっています。スタッフの皆さんも足下が暖かいと言って風邪をひかなくなりましたね。ですから、本当に安心して教室経営ができます。また、都会のテナントビルの悩みどころで、冬は結露に悩まされてきましたが、ここでは、全く気にすることがなくなりました。

お手入れは年1回 ⇒ 冷暖房費削減
空気もキレイ ⇒   足下暖か風邪知らず
ホコリも立たない ⇒ 結露防止

Q お手入れが大変ではないですか?

杉が呼吸しているので空気もキレイですし、ホコリが全く立たないので毎日のお掃除もラクラク簡単です。床は化学物質の入っていない天然塗布剤「ハッピーウッド」を年に一度かけるだけです。実は最初「床に傷とかつきませんか?」と伊藤社長にお聞きしたら「床が傷つくのは当然。人のために床があるの?床のために人があるの?子どもが傷つくのと床が傷つくのと、どちらがいいの?」と言われてハッとしました。お子様たちが過ごす環境としては最高だと思います。

冷暖房費削減 ⇒  お手入れは年1回
結露防止 ⇒    空気がキレイ
風邪をひかない ⇒ ホコリも立たない

低温乾燥の杉を開発したアイ・ケイ・ケイ株式会社の伊藤好則社長にお話を伺いました。

45℃という低温乾燥は植物の酵素成分を壊さない温度です。じっくり乾燥をさせることで杉本来の有効成分を残したまま余分な水分だけを取り除いて生命をもった木として存在できます。船瀬俊介氏から、この生きている杉を「奇跡の杉」と名付けられました。私たちはこの杉で作った家を呼吸住宅と呼んでいます。

人も木も同じです。高温では人が生きられないように杉も生き続けたいのです。高温乾燥の木材は杉の成分を壊した状態です。赤ちゃんからお年寄りまで乾燥室で沐浴されますが、赤ちゃんは泣かずにお母さんのおっぱいを飲み、スヤスヤと寝てしまいます。命が育つ子宮の中の状態と同じだと言う方もおられます。

作る人の立場でモノを見たらだめです。林業の方でも住宅建築に使われる木のことは知らないのが現状です。だからこそ、一生、その家に住み続ける人の立場にならないと本物ではないと。住む人が本当に健康であり続ける住宅を作るために、命をもつ杉材を生み出し続けることが、私の使命と考えています。

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鈴木修次郎

「この杉と出会うまでは、ダラーッとするのがリラックスだと思っていたけれど、今は細胞のひとつひとつがリラックスするのを感じるんです」「険しい顏でお子さんと入ってきたお母さんがニッコリ笑って帰っていく笑顔を見ると環境の大切さを痛感します」と、幼児教育に長年関わり、多くのお子さんを見てきた市原さんの言葉に、生命力をもった自然素材の力の大きさを改めて感じました。少子化の進む中、さらに杉材の教室を増やされたことも、時代が子ども達のために自然を取り戻したいと願っているからではないかと思います。伊藤社長の「木は生き続ける」とは、過去、地域の神社の樹齢何百年の杉の木が、その土地を見守ってきたように、住宅の素材として、その家族やコミュニティを見守っているのかもしれないなと思いました。